2015年9月4日金曜日

8.30国会10万人行動は参加者3万人の怪

31日の国会前に、息子に声を掛けたら行くと言うので一緒に出掛ける。1時を少し回ったところなのに、国会議事堂前の出口は人でもう一杯。多くの人が集まるだろうとは思ったが、通常見たことないような人波だった。国会議事堂へ向かう出口は早々と規制がかかって、進めない。この「戦争法案」に反対する集会は、弁護士の人たちが「過剰警備」を止めるように申しいれしているらしい。警察が歩道を狭めたりしていることを体験しているので、まあそうだろうと列につながりはするが、延々と人が続いていて、なかなか前には進めない。

国会前には釣りの仲間も来ているはずだが、無理かもしれないと途中電話をしてみると、議事堂前は「解放」されて人が入ってきていると言う。それならばと、気を取り直して息子とはぐれないようにお互いに確認しながら歩く。結局議事堂の周りを一周して、議事堂前面の後部にたどり着いた。あとからわかったが、国会前にはいかせないという規制を敷いているのだった。議事堂が見える車道にはすでに多くの人が入っているのが見えるが、なお警察官が規制のテープを持ち出して入れさせないように図っていた。規制をかいくぐって警官の脇をすり抜けた。「規制は止めろ、止めた方が安全だ」という声が聞こえていた。車道を国会前にむかって上り、すぐに渓流釣り9条の会の姿が見えた。

警察発表で3万人ということに参加した方からは批判の声が上がっている。産経新聞がヘリで撮った写真によって、九つに分けた国会前の写真によってのカウントで3万人ちょっとだったと報道した。警察発表と大差ない数でハハーンとその気脈を感じた。不思議なことに、NETと新聞を見る限り(全部見たわけでない)国会前以外の写真が報道されていないのが不思議だ。NHKの報道を見て、近くの駅での「出口調査」をやればいいのになどと馬鹿なことを思ったが、周辺の駅に照会して参加者を割り出した人がいた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
データの取り方は
1-主に国会前に行くために利用する駅は国会議事堂前駅、永田町駅、霞ヶ関駅、溜池山王駅の4駅と思われるので、その駅を検証データにした
2-各駅の自動改札の改札出た人のカウンターデータを開示して頂いた
3-雨の日は通常の1割強の乗降数が減るとのなんで、データを最終的に通常の改札出た方の1割くらいのプラスをする

4-乗降数でみるのではなく、駅改札を出た人数のみのカウントをする
※以上4つの条件で割り出しました。
①東京メトロ 国会議事堂前駅(改札出た人)
通常日曜日1.900人程度 30日当日25.621
増減数:23.721
②東京メトロ 永田町駅(改札出た人)
通常日曜日7.000人 30日当日23.430
増減数:16.430
③東京メトロ 霞が関駅(改札出た人)
通常日曜日(日比谷線・丸ノ内線・千代田線)4.300人) 30日当日28.442
増減数:24.42
④東京メトロ 溜池山王駅(改札出た人)
通常日曜日7.000人 30日当日9.666
増減数:2.666
増減数だけの合計は66.959でした。
この4駅の改札出た全体人数は87.159
通常日曜日の利用者が2万人ほどに対してこの数字という事がわかる。これがデモの影響であるという事は間違いない。これに悪天候要因で通常は1割強減るという事ですから、それを加味すれば、増減数はこれに合わせて2千人ですかね。
結論、駅の乗降数という見方では12万人には至らないものの、いずれにしても3万人の参加者ということではなかったです。
この見方では7万人以上の参加者というデータは見て取れます。
これに赤坂見附駅(かたくなにデータ開示拒否された)、赤坂駅(3万数千人改札出る方利用客数)まで含めれば12万人は超えるんですかね。

規制が厳しかったんで、最寄り駅降りてから混雑に圧倒されて違う駅から出た方がよいと考えた方も居られたでしょうが、それほど大きな数字になるとは思えませんが、全くの排除もできません。
また、電車以外の交通手段も考えられますがそれは予測不可能なんで加味してません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 他方、総がかり行動実行委員会が配布したプラカードは10万という話もあるから、3万人というのはいかがなものかということだろう。今週の週刊新潮には「12万人はねつ造」まがいの記事がある。ここまでくると、事実を捻じ曲げた意図で暗躍している連中がいるとを実感する。