2015年7月19日日曜日

連休で忘れるというふざけた話が通用するはずはない

 戦争法案の採決が自民党、公明党によって衆議院で強行された。NHKはさっさと、今国会での成立の可能性が高まったと報道した。「連休にはいれば忘れる」という政府関係者の話といい、これまでにはないような大きな批判が起きているのがわかっていないらしい。自民党政府のやることを正面から批判もしないできたこれまでのやり方が通るはずはない。

 野党は、修正案をだすという党も含めて、採決には反対の態度を取ったのだから、国会の外での怒りと批判がどれだけ影響が大きかったかが分かる。若者たちもNETで呼びかけて、国会前でも訴えをし、今老いも若きも全国で「戦争やめろ」の声を合わせている。
SEALDs(シールズ:Students Emergency Action for Liberal Democracy - s)は、自由で民主的な日本を守るための、学生による緊急アクションです。担い手は10代から20代前半の若い世代です。私たちは思考し、そして行動します。= http://www.sealds.com/


 若者の行動を見て、特攻隊をめざす元予科練の高齢者が、死ねと命じられて爆弾もろとも敵艦に突っ込んで行った特攻隊員たちを思い起こして、死んでいった先輩や同輩に「今こそ俺たちは生きかえったぞ」とむせび泣きしながら叫んだという。「今のあなた方のようにこそ、我々は生きていたかったのだ」と。