2014年12月9日火曜日

あの世からの悪戯

一週間前に山形へ墓参りに行ってきた。ほぼ毎年行ってはいるのだが、12月に入ってから行くので、雪に祟られる。この墓に入っている人はいたずらが好きで、ときどき悪さをする。暮に行ったときにはだいたい雪を降らせる。

しばらく前だったが、家族で年末を温泉で過ごそうと出かけ、途中に寄ってお参りした。その時も雪がもう積もっていて、お寺の墓の場所までいくのに、雪掻きをしなければならなかった。そこまではどういうことはなかった。参ったあと車でお寺の駐車場から出るときに、縁石にタイヤを擦ってパンクさせてしまった。年末のことで、店も閉まっているところが多くて、カーナビから修理店を探してもなかなか開いているところがなくて往生した。

やっと修理をしてもらってから、旅館に向かったがもう暗くなって、食事の時間に遅れそうになった。電話を入れて「7時までに着きそうもない」と言ったのだが、そのときの応対が「到着してもらわないと食事がなくなる」というものだった。携帯の電話口から思わずどなってしまった。幸い7時前に食事処に入れたので、事なきを得た。あとから、あれはお婆ちゃんの「いたずら」だったんだろうということになった。
 
 その後も雪に祟られることはあったが、いたずらはともかくとして、山形では12月になれば必ずと言っていいほど雪が降る。その雪はたいがい一度は溶けて根雪になることはない。

 今回の墓参りはそれゆえ雪降る前に行くことにした。墓に行ったときは雪が全くなくて、無事に終えることができた。東京の天気予報では、翌日からはずっと雨模様ということだった。二日目はそのとおり朝から雨だった。翌日、東京に戻る日からは雪が降り出して、そのまま連日降り続くという地元の人の話。雪が降らないうちにという目論見がうまくいってよかった。紅葉もすでに終わっていて、どこにいくということもなく、温泉にはしっかり浸かることができた。その後予報通り、雪が続いているらしい。


前日は雨

翌朝の銀世界