2014年3月20日木曜日

お里が寒い山梨市長

 上野千鶴子さんが、山梨市主催の介護講演会を依頼されて了解したものの、一方的に中止という通報を受けた。しかもメール一つで。この不条理さにご本人は市に抗議し、経過をブログで公表された。抗議の声が広がって市民からも相当批判の声がで、山梨市役所内部からも撤回の進言があったことで、開催することに転じた。2月に市長に当選した山梨市長望月清賢氏が、市民から10件ほどの「講師としてふさわしくない」という意見をとりあげて中止にしたものだった。たった10件で市政を動かすほどの「重大」なことだったわけだ。

上野千鶴子さんのブログによると
「昨年秋に依頼を受け、この3月初めから募集が始まり、市民164名の応募がすでにあったものです。35日に担当者からメールがあり、こういう重大なことを1本のメールで通知するのは不適切だから市長名の公文書がほしい、と要求しましたら、312日に担当者とその上司計3名の訪問がありました。
本文は以下のとおりです。
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市民講演会中止について
山梨市長 望月清賢
春寒の候、先生におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。また、日頃から高齢者保健福祉行政にご理解・ご協力をいただき感謝申し上げます。
 さて、来る318日に実施を予定しておりました市民講演会についてですが、市民の皆様から様々なご意見をいただく中で、講演会当日の運営に支障を来す恐れがあることから、やむを得ず中止とさせていただくこととなりました。
誠に申し訳ありませんがご了承いただきますようお願い申し上げます。
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後援会中止について →ちづこのブログから

すばらしいカウンターブローだ。ブログは丁寧に経過を追って書かれている。しかも完膚なきまで批判してあるので、ちょっと長いものだったが全部読んでしまった。望月市長は、一転再開したことについて朝日新聞の取材に答えて「いろいろとうるさいのでコメントはしない。結果を見て判断してほしい」とノックダウンの様相だった。

 2月に当選した望月市長は「日本会議」地方議員連盟のメンバーだったということだ。

私達の国民運動は、これまでに、明治・大正・昭和の元号法制化の実現、昭和天皇御在位60年や今上陛下の御即位などの皇室のご慶事をお祝いする奉祝運 動、教育の正常化や歴史教科書の編纂事業、終戦50年に際しての戦没者追悼行事やアジア共生の祭典の開催、自衛隊PKO活動への支援、伝統に基づく国家理 念を提唱した新憲法の提唱など、30有余年にわたり正しい日本の進路を求めて力強い国民運動を全国において展開してきました。

 日本会議のメンバーは、かの石原慎太郎元東京都知事も名を連らねる、そうそうそうたる人たちが構成している。
 尾 辻 秀 久            日本遺族会会長
 石 原 慎太郎            作家・元東京都知事
 三 好 達 会長        元最高裁判所長官
 [理事長]
 男 成 洋 三            明治神宮崇敬会理事長
 等々