2014年3月16日日曜日

税務署は土日は休みだった まあ当然ながら

 15日、8時に食事をして、税務署に申告に行った。最終日だからやっているんだろうと高をくくっていったら、あにはからんや鉄格子はしまったままだった。こういうときは開庁しているものとこれまでの職業の経験から考えたものの、違っていた。おかしいとは言えないが、ちょっと腑に落ちない。現職時の公務員的発想では、住民サービスというスローガンで、日曜出勤や超過勤務をどんどん進めていたし、それを発案して実行することが勤務成績の「評価」にまで及んでいたので、申告の受け付けはこういうときはやっているだろうと、すっかり思い込んでいた。


 相当昔だが、確定申告時には税務署の職員は大奮闘しなくてはならないから、希望者にはビタミン剤注射をし、ゆで卵の配給などもしていた。申告者との軋轢は大変なものだったろう。税の徴収を納得させる仕事では、穏やかに会話のやりとりをしなくてならないから、強権の脅かしは後方に置いておいておく。税は民主的でも公平でもない、その不条理をわかっていても説得をしなければならない。

 だからと言って税務職員は日曜出勤が当たり前というわけにはいかないが、せっかく前夜仕上げた申告書を持って行いったら、鉄格子が閉ざされていたのは、ショックだった。医療費控除額が多くて税は還付してもらうのだから、大きな顔でいるのも可笑しいかなと思いながら、「税務署め!」は4月から消費税ががっぽり入ってくるから、微々たる税しかない(還付だ!)者は頼りにしていませんよという態度かと、一瞬頭に描いてしまった。いやいや職員も労働条件がキチンと確保できているのは、いまどき悪いことではない。負担する側の不公平さは、ますます明らかになってきている時代になってきて、消費税増税への重圧感は相当あるし、税の使い道への批判は当然ながら大きくなる。となれば、税務署職員の苦労もまたあるのだろうなと思い返した。

 せっかく来たのだからと、申告書を受ける大きなポストに、医療費の領収書を返却してくれるようにメモ書きして放り込んで帰ってきた。返却郵送用の切手がいるだろうと持参していったが、後で何か言ってくるだろう。

らっきーデタラメ放送局★第87回『おい!消費税!』