2014年3月2日日曜日

川崎の東北脱線事故で作業員の責任とされたが

作業員は専門工事会社の所属だった。「JR川崎駅改築工事での入線ルール」では、元請け会社、警備会社、当該会社(恵比寿機工)が作業にあたっている。恵比寿機工がWEBサイトで公表した内容によると、恵比寿機工は警備会社の支持を受けずに工事用車両を入線させることは不可能ということだった。

作業の流れは〈線路閉鎖責任者=元請け会社〉→〈現場管理者および工事管理者=元請け会社〉→〈重機安全指揮者=警備会社〉→〈工事用車両のオペレーター=恵比寿機工〉となっているから、〈重機安全指揮者=警備会社〉からの指示なしには動けないと反論している。そして一部の報道機関が、恵比寿機工のオペレーターが神奈川県警の聴取で「作業時間を間違えた」と話しているのは事実と違って誤解を招くと批判したとのこと。
ただ、このウェブサイトは「混乱を招く」として26日に掲載をやめている。

 恵比寿機工が発表したことを前提すると、警察の発表にも違和感がある。いずれにしても、安全にかかわることがいくつもの指示系統を通じていくということが、危険を生じさせる原因になっている。JRの保線工事で作業員が車両に跳ね飛ばされる事件がよくあった。外注方式で経費を安く上げるということが、「高くつく」という例だろう。




京浜東北線脱線で“主犯”とされた作業員の会社が反論