2013年6月11日火曜日

携帯電話の料金は、さっぱりわからない

 携帯電話の通信料がよくわからない。頭が少々回らなくなったせいではないと思うが、新聞の投書欄にスマートフォンの料金がよくわからないという記事が載っていた。「料金プランも機種によって違い、利用項目を見てもよく理解できていない。子供のパケット通信料金は140万円だが、定額払いでゼロ円。友人のものは300万円が全額値引きだった。最初に契約時にいくばくかの料金を組み込めば、何十、何百区万円がただになるというのはおかしい。そうやって成り立つパケット通信料というのはもともとそこまでかかるものなのか」というものだ。

 毎月送ってくる携帯電話の請求書も、よく見ても何が何だかわからない。子供たちに聞いてもよくはわからないという。今月の携帯使用料金の割引の内容には「一年割引△750円、ファミリー割引基本料△750円、2カ月繰越適用額△1144円、パケ放題 ダブル無料適用額△371円」と、説明を聞けばそれなりの理屈はついているのだろうが、ジャガイモやニンジンと違って、相手が見えないものだから評価のしようがない。高いか安いかの判別はつきかねる。

 光回線の使用料に至っては、「2年間契約するなら20000円キャッシュバック」などというオマケをつけて、実質負担料金の安売りをしている。他会社が料金の安いものを開発して商品化した場合でも、乗り換えようとするとすれば罰金まがいの9000円負担ありなどという「付加価値」をつける。本当の値段はどうなんだろうというのを、解明するのはやっぱり自己責任なんだろうか。その種の話はとんと聞いたことがない。

 現役のときは携帯電話の使用も結構あったが、現在は頻度が下がった。基本契約料金では高すぎるという実態だから、割引は当たり前だともいえる。便利な携帯電話ではあるが、身の回りには携帯電話から卒業する人もいる。電話を掛ける際には、固定電話を使う方がいい場合もある。固定電話で済むのならそれでいいわけだし、携帯電話をかけた相手に「今話せますか」というセリフも使わなくて済む。不在なら用は使わらないことになるが、相手の事情を無視して電話に出させることにはならない。そういうアナログって、お互いの距離感が合って、穏やかでいいような気もする。