2013年5月31日金曜日

大きな音に弱い


 太鼓をたたく音で、胸がドキドキしてくる。大きな音を近くで聞くと動揺することはある。予想していないときは特にそうだ。車のクラクションで驚くこともある。

 維新の会幹事長が、橋下市長が市議会で問責決議案がとおれば、市長選挙をやると発言した。ここで公明党がぱたりと反対に回る。選挙に不利と見たのか、なにかの損得か脅かしかわからないが、よっぽど大きな声が聞こえたのだろう。豹変しても政党としてやっていけるというお手本であっても、評価する人は少ないだろうと思うのだが、こういう政党が立派に続いているのは不可解だ。

 従軍慰安婦の問題には、アメリカの元国務副長官が「政治家はこの問題について発言しないのがベストだ」と言った。中国の拡張主義から注意をそらすことになるという読みだ。首相は同様の考えでも、この際だまってやらせておいて、大声は控えて漁夫の利を取る。

 橋下市長のツイッター発言は、今は止まっているらしいが、言いたい放題で論争相手をつぶすまで言い貫く姿勢は、これも大声の一種かもしれない。マスコミも乗せられて、してやられる。

 墜落したF15戦闘機の訓練が再開されたそうで、こちらへの大声は出さなくてはいけないのではないか。
 大声ではないが、従軍慰安婦問題への批判は美輪明宏の唄でも引き継がれている。

美輪明宏 祖国と女たち(従軍慰安婦の唄)