2013年4月18日木曜日

写真展を見てまた刺激を受ける

 夜に釣りの会の会議があるので、その前に近しい団体が主催する写真展を見に行った。第9回と言うから比較的歴史は新しい。62点の出品で量的にもボリュームのある展示だった。自分もちょっとかじっている写真だから、興味津々で見て回った。

 なんでもそうだが、腕前の差はある。とは言え見る目にも限界があるから、なんとも言えずいい写真を見て、何がいいか評価できなかったりする。自分の意識外のものに出会うと、立ち止まってうんうん考えてしまう。そこに他人が居れば「どうなんだろう」と聞くこともできるだろうが、どうにもならない。そこを超えていくには自分だけでは足りないのだろうと思う。

 同じ写真を見て、プロがいいと言っているものでも、自分がいいと思わない場合もある。それは自分の見る目がないともいえるが、プロの目でも人が違うと評価が違うこともある。素人でいるうちは怖さが解らない。解ってくると怖さが出てくる。しかし、誰が見てもいいものがある。それ、そういう写真を撮りたいわけだ。それがなかなか捕まえられない。

 花、自然、動物、人、鉄道…誰でも撮っているものでも、撮って抜け出せる作品を造らなければならない。その目標を立てると、きついものだ。才があるのかどうかということも当然あるし、なくてもそれなりの努力なしでは、いい結果は持てない。「絵葉かよ」と講師によく言われたが、絵葉書に終わらない写真を撮りたいものだと思う。自分の感性だって研いでいなければ、しぼんでしまうことになる。しぼむのはもう少し先にしたい。