2012年10月31日水曜日

温暖化対策を進めないと

 中国でも低気圧の影響で、被害が起きていると今朝のNHKニュースが伝えた。世界の天候のニュースだったから、当然アメリカのサンディハリケーンも伝えたが、このハリケーン800キロにも影響を与えるともので、740万人以上に被害、7州で33人の死亡が確認されているとのこと。大統領選挙にも影響を与えようかという凄さだ。  

 今夏は、北極の氷が溶けて記録を更新した。日本でも台風を含めた集中豪雨の被害が広がって増え続けている。地球温暖化の影響と断定できるのかどうかは、専門家の意見も大切だと思うが、その影響を指摘する声も多い。特に温暖化対策に不熱心なアメリカや日本が、憂き目にあたっている。

 被害は大きくなるばかりで、生命財産に対する被害、影響をこのままにしておくわけにはいかない。相手が自然だから「敵」の性格付けはできないが、人類内部で言えばテロだ。テロ、テロと言いながら、軍事行動や軍事力の強化ばかりしている費用の使いかたを止めて、温暖化に対する研究と対策に振り向けたらどうだろう。

 「中国の低気圧で被害が」のニュースはネットでは探せなかった。ニュースの価値として見ていないのだろうか。日本から逸れて、アジア大陸の方へ進んだ台風は「日本からそれた」と切り捨てるが、台湾、韓国、アジアにいけば知らぬ顔という予報、ニュースのあり方も変だ。

 日本企業の工場や、日本人在留者も少なくないだろう。中国にも多くの進出をしている。「国際化」を都合のいい時だけ使わないで、「人類みな兄弟」並みの位置づけをしてもいいのではないか。