2012年8月10日金曜日

オスプレイが安全だというアメリカの説得は危ない

 オスプレイは操縦ミスが原因で墜落したので、機体には問題がないというアメリカ側の説明。これはおかしい。自動車事故の場合も、車の部品の不良でリコールがしょっちゅうある。事故が起きて原因が調べられた結果で、改良がくわえられる。三菱乗車でも「欠陥車事件」があったし、アメリカでも国内でも、日本の車の欠陥について、問題がしょっちゅう起きている。

 事故が起きた当座は、運転者責任が被せられている。自動車のシステムに人が慣れていないために起こるとされてしまう。自転車の場合は、車両でありながら走る道路がなかった。事故があまりに多いということで、やっと「自転車道路」を別に作ることを「公式」に取り上げた。行政怠慢の「真骨頂」。

 航空機は自動操縦だが、危険な時には手動に切り替える。この切り替えが機能を発揮しなくて墜落したこともあった。運転者責任になっていれば、メーカーの責任も、責任を持つべき官公署の反省もいらないということなる。

 第三者機関でない当事者が、あれこれの説明をしても、そのまま信用はできない。本質は「軍隊用の輸送機」なのだから、殴り込み部隊と称される。日本の基地が、戦争を仕掛ける場として強化をされることになる。技術的操縦ミスや機体の欠陥にとどまらない大きな「安全」問題だ。