2012年2月20日月曜日

腕達者は努力する。が、自然破壊はものすごい。 2

 深川や羽田沖のハゼ釣りなどは、記憶に残っている人も多い。いま、江東区の運河でも河川の流れ込みによって、ハゼが釣れることはあるが、湾奥からは木更津まで遊漁船が走って行って釣ることになる。


 江戸前のハゼ釣り文化もここまできている。そのうえ、今回の放射線物質の汚染だ。流れ込みの大河川の汽水域にホットスポットがあるという。


 調査地点を広げたらどんな結果が出るだろうか。釣り愛好家だけでなく、子供たちが手軽に楽しめた釣りも当面廃れていくことになってしまうのではないか。


 汚染の実態が不明なだけ風評も広がるということだ。釣りの会の組織にとっても、ゆるがせにできない問題だ。


 こんな状態でも、釣りはアグレッシブなものでなくてはならない。漁であれば、出かけるときには支度はきちんとしたに違いない。経験の蓄積も相当あった。その日食べられるかどうかがかかった真剣勝負だった。


 漁からの「昇華、変遷」を思うと、この攻撃的要素は大事なことに思える。家でパソコンなどいじっているようではだめだ。前日は酒など飲まずに十分な構えをつくらなくては。