2011年12月16日金曜日

適応力は身についているかも


古川さんは失っていた重力への適応を訓練によって急速にとりもどした。

古川さんの記事 →  NHKニュース

 石の上にも三年ということわざを思い出した。重力ばかりでなく、人間は環境変化に対するかなりの適応力をもっていると思える。

 ぎりぎり適応力を迫られると「火事場の馬鹿力」みたいなことだってできてしまう。厳しい環境を乗り越えてきた人間の能力として備わっているものだろうか。

 もっといえば、環境の変化に「生き残った者」が引き継いできたともいえるのか。その耐えた力が「DNA」にひきつがれるなんて考えたら面白い。

 眠っている様々なDNAがどこかで発揮されたら。だからといって、雇用主に従順であるべきという「普遍哲学」で、忍耐を超えることを要求されるのはあってはならないこと。

 生徒の対応で悩んで自殺してしまった先生が、裁判で労災を認められたということがあった。こうしたことがなぜ起きたか、なくすためにどうするかということを真摯に追求することも、人間社会の適応力を構築することになるのでは。