2011年9月4日日曜日

アマモが消失した

東北水産研究センター

http://tnfri.fra.affrc.go.jp/pub/letter/20/20.pdf

 これは大変なことだ。松島湾のアマモが無くなってしまった。松島湾の島々によって、守られてきたアマモが津波で一挙に消失した。アマモは藻類や甲殻類を葉に付着して幼稚魚の餌場となっている。

 漁業に大きい影響が相当な規模で起きそうだと、東北水産研究センターの研究員が警告している。神奈川県の水産技術センターでもこの植え付けを熱心に実施していて、浅場の海に保育場を増やそうと努力している。山の森のように、無くてはならない存在だ。一刻も早い状況把握とモニタリングをするように提起している。

 この上、海にも内陸の川にも放射性物質の影響が明らかになってきた。福島県伊達市(阿武隈川)のヤマメはセシウム810ベクレル( 8月31日)群馬県(赤城大沼)ワカサギはセシウム640ベクレル(8月29日)などが暫定規制値500ベクレルを上回って検出されている。

当然、釣りにも大きな影響がある。


各都道府県等における水産物放射性物質調査結果  9月1日

水産庁がまとめた各県の調査結果
http://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/Q_A/pdf/110901_result_jp.pdf
暫定規制値(魚介類、海草) 放射性セシウム:500ベクレル/kg 放射性ヨウ素:2000ベクレル/kg