2011年5月29日日曜日

自治体やボランティアにまかせきりでは

 日産自動車は、工場の復旧の目標日を二週間早まって達成した。あらゆる知恵をつかって達成させることが、経営手法のひとつ。しかも早く達成なら、宣伝効果は大きい。
ところで、国や自治体でも「民間の経営手法」が導入されている。

 公務労働も民間と同じことが要求されるから、目標をたてて達成させることが成績、ひいては受け取る賃金につながる。職場は楽ではない。

 被災地の自治体に行って、地元自治体の支援をしている。四泊五日の日程でいっているものが、今度は九泊までと長くなっているという。

 地元の苦難は言い尽くせぬものがあるだろうと思う。でも、それだけの長期間支援というのはどうなんだろうと心配。効率的に仕事を運ぶとしても、全く違った環境で心身が保てるのか。そして後方支援で残っている方も大変だろう。

 少なくとも、国は自治体が、膨大な業務を抱えていることについては、地方に「まかせきり」にしているようにしかみえない。

 ボランティアにしてもしかり。まかせておくだけで、国の支援が必要なことに、迅速で十分対応がされているのだろうか。

 失業者も多くなっているとき、雇用の場がないのだから知恵を集めて、「公務員」を作ったらどうか。民間活力導入といって、公務労働の場を民間に出したのだから、民間の雇用の場がないときには、雇用の仕掛けをつくるというのはないの
かな。